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gd 最高売上記録保持者 TRUMP代表取締役「和馬」独占インタビュー!!

TRUMP 代表取締役「和馬」、ホスト業界を席巻し続ける、groupdandyの最高売上記録保持者として、彼が残した売上3900万という前代未聞の記録は未だに守り続けられている。

2015年4月、自身がプロデュースするお店「TRUMP」で独立。そんな代表「和馬」の素顔に迫る。

ホスト「和馬」の原点

小林:和馬さん、今日はよろしくお願いします。それでは、早速ですがこの業界に入ったキッカケを教えてください。

和馬:こちらこそ、今日はよろしくお願いします!僕がホスト業界に入るきっかけを与えてくれたのは、ちょうど20歳の頃に宮城で一番の繁華街、国分町で働いていた居酒屋でした。ウェイターや調理補助の仕事しながら、働いていたんですが、国分町って独特の文化があって、お客さんに気にいられると居酒屋の店員でも、お酒ごちそうしてくれたりするんです。

小林:居酒屋で店員さんに、ごちそうする文化は独特ですね。

和馬:そうなんです。国分町独自の文化ですね。そのうち「自分に会いに来た」なんて言ってくれるお客さんも結構いて、何件もある居酒屋から、うちのお店を選んできてくれるんですよ。もう、それが嬉しくて。常連さんでクラブのママなんかも来てくれるようになって、僕のお客さんだけかなり単価が高くなっていったんです(笑)

小林:まさにホストの原石ですね(笑)

和馬:地元でも結構ホストにはスカウトされていたんです。さすがに地元となると友達への恥ずかしさとかもあって躊躇していたんですよね。でも、元々人を喜ばせることが好きな性格でしたし、国分町での経験を経て、どうせやるなら「歌舞伎町で挑戦してみたい」っていう気持ちも強くなっていました。元々目立ちたがり屋でしたし、やるならとことんやってやると。

小林:その気持ちのまま歌舞伎町へ?

和馬:そうですね。22歳の時に上京を決心し、一人で歌舞伎町にやってきました。本当にカバン1つ、住む当てもなく来ましたから若さって怖いですよ。

名門 「TOP DANDY」の門を叩く

小林:働くお店は決まっていたんですか?

和馬:上京するときに、ネットでホストクラブを検索してたんですけど、そこで、たまたま目に留まったのが「トップダンディ」でした。店名がインパクトあるなーって思って・・・

小林:トップダンディが有名だから働きたかったとかではなく?

和馬:店名のインパクトだけで「ここにしよう!」って決めてましたね。あとは、トップダンディの年齢層が高めだったので、若い自分を可愛がってくれるかなー、なんて軽い気持ちで。

僕が、入店した当時は、ホストブームの影響もあって、トップダンディへの入店希望者ってメチャクチャ多かったんです。今もそうですが、採用条件も結構厳しくて不安もあったんですが、無事合格してトップダンディへ入店しました。入店して初めて有名店だって知ったのですが、有名店ならではの問題がありまして・・・


小林:??

和馬:寮が空いてなかった(笑) つまり住む場所がなかったんです。

小林:

家なし、金無しの下積み時代

小林:結局、住む場所はどうしてたんですか?

和馬:上京したての頃は、お金も無かったんで公園のベンチで寝たり、ナンパした女の子の家に泊まらせてもらったりしてました。 基本的には、日払い貰ってマンガ喫茶で寝泊まりでしたね。ドリンクもあるし、シャワーもあるので最低限の生活はできますから(笑)

小林:結構タフなんですね(笑)

和馬:変に根性だけはあったんで。。その頃は皆さんが想像している以上にお金なかったんですよ。シャワー浴びた後のバスタオルも有料だったんで、普段は借りないんですけど、ある日贅沢にも借りてしまって・・・

小林:お金がたりなくなったと...?

和馬:50円足りなくて店から出れなくなりました(笑)隣のカップルに、足りない分を恵んでもらって、何とかなりましたけど・・・。入店当初はそんな生活をしながら、売れることもなくホストの仕事をこなしていました。

トップダンディ で売れっ子ホストになるという難しさ

小林:当時のトップダンディは、どれくらい在籍スタッフがいたんですか?

和馬:その頃は60名くらいですかね。もちろん、僕は経験もなく入店したので、はじめは色々と大変でした。

小林:その人数のお店に未経験で入店するって勇気いりますよね。上下関係とか厳しかったんじゃないですか??

和馬:昔のホストって今と違って上下関係が厳しいとか体育会系とか言われてますけど、僕はそこに厳しさは感じませんでした。それよりも、自分自身の力の無さで指名がもらえないことが一番辛かった。TVに出るような、売れっ子ホストが沢山いましたから、その中で、僕みたいな新人が指名なんてもらえるはずがないんですよ。輝くスターホストの中で、売れない自分の存在が辛かったです。

小林:未経験あるあるですね・・・。ここで辞めてしまう人も多いですが、辞めようとは思わなかったんですか?

和馬:何回か思いましたよ。でも、辞めなかった。あと1年、全力でやってダメなら辞めると決めて、全力で努力すると意外と結果って出るんですよ。ちょうど、入店1年目のバースデーで100万円の売り上げをあげることができました。

小林:ホストとして大切なことは諦めないことが重要だと考えますか?

和馬:そうですね。ホスト業界は入れ替わりの激しい業界ですが、途中で諦めてしまうが多いんです。どんな業界でも諦めたら終わり。僕自身、辛い思いもしましたが、諦めだけは悪かったですから。

TOP DANDY ホスト2年目の頃

TOP DANDY ホスト7年目の頃

プライドはすべて脱ぎ捨てた。

小林:入店1年目で100万円を売り上げて、その後はどのようなホスト人生だったんですか?

和馬:実はその後、お客さんが離れていってしまったんです。原因は自分を変える努力をしなかったこと。売り上げが上がってきたということは、お客さんが自分に価値を見いだしてくれて、多くのお金を払ってくれるということなのに、お客さんを満足させられる男になり切れていなかったんだと思います。

僕は、冒頭でも話したように「お客さんを喜ばせる」ということが好きでこの業界に入ったのに、その気持ちを忘れかけていたのかも知れません。

小林:そこから自分を変える努力をしたんですか?

和馬:プライドは捨てて「自分には何ができるのか?」「どうしたらお客さんが喜んでくれるか?」ということをもう一度考え、実行していきました。お客さんとも連絡をマメに取るようになりましたし、来てくれたお客さんは必ず笑顔で帰ってもらたい。泥臭い話ですけど、僕は本気でそう考えて実行してきました。その結果が、自分自信の価値となり、売り上げにも反映してきましたね。

小林:原点である「お客さんを喜ばせたい」という気持ちが、和馬さんを変えたんですね。

和馬:そうですね。経営者となった今でも、その気持ちを忘れることはありません。だって、普通に考えて1本10万円のシャンパンを自分の為に入れてくれるなんて凄いことですよ。でも、その10万円の価値を女の子が自分に与えてくれるから、ホストクラブは成り立つんです。もし、10万円のシャンパンを断られたら、そのホストには10万円の価値がないんです。ホストの価値はお客さんが決めることですから。

お客さんとの距離感が大切

小林:和馬さんはどんな営業スタイルなんですか?

和馬:僕ですか?結構挑発的なこと言っちゃうホストかもしれません。

小林:挑発的というと?

和馬:僕が普段から大切にしているのは「距離感」なんです。お客さん、従業員、業者さんでも自分との距離ってそれぞれ違いますよね。常連のお客さんがいれば、はじめて会うお客さんもいる。そういった、それぞれの距離感の中で、少し踏み込んだ質問をしてみたり、普通なら失礼にあたるような発言もしてみるんです。

小林:なるほど。怒られたりしないんですか?

和馬:そりゃ、一歩間違えれば怒られますよ。でも、それがまたスパイスになって、場を和ませたり時にはドキドキしたりする。癖があるから面白いんです。僕自身、結構何も考えてないと思われてますけど、意外と考えて仕事してるんです(笑)

1つ1つ着実に階段を登っていくこと

小林:和馬さんと言えば、月間売上3900万という驚異的な売上記録がありますが、当時はどんな思いでしたか?

和馬:僕が、この売り上げを上げた時は、ホストをはじめて8年目のバースデーの時でした。毎年少しずつ売り上げを伸ばし続け、最終着点がこの結果となったんです。

僕のホスト人生は、緩やかな坂道の様に右肩上がり。毎年、振り返ると売上が下がった経験はありません。常に記録を更新してきたんです。たくさんのお客さんが僕にお金を使ってくれた結果の数字なんです。

小林:常に右肩上がりで記録を更新するということが、プレッシャ―になりませんでしたか?

和馬:僕には太客と呼ばれるお客さんがいませんでした。地道にお客さんを増やして、たくさんのお客さんに無理をしない程度にお金を使ってもらっていたんです。僕は、基本的に強くお願いはしません。この関係性が長続きの秘訣です。その余裕さと信頼関係があったからこそ、少しずつ階段を上るように売り上げを伸ばすことができたんだと思います。

余裕がある関係があったからこそ、いざというときにお願いができる関係性がつくれたんです。僕が築き上げてきた8年間の人間関係と、絶妙な距離感こそが、3900万円という結果に繋がったと考えています。

トップダンディからの独立と、成功するまで諦めない「覚悟」

小林:トランプ立ち上げのお話を聞かせてください。

和馬:ホスト10年目のときに自分のお店「TRUMP」をつくりました。トップダンディ在籍中、経営側の立場で広告媒体なども担当していましたが、どうしても最後の決定権はお店のトップが行います。「もっとこうしたい」「こうしたらもっとよくなるのに」なんて考えても、最後の決定権は自分にはない。

それが悔しくて、自分のお店を作りたかったんです。トップダンディというお店を約10年間見てきて、こんな素敵なお店を自分でもつくりたい!って思ったんです。

小林:経営の経験はなかったんですよね?

和馬:もちろん(笑)。最初の半年は死ぬかと思いましたよ・・・何もかも分からないことだらけでしたから。

ただ、独立する前から「どうせこれから苦労の連続だろうな」と思っていたし、ある程度の苦労は覚悟はしてましたから何とかなりましたね。分からなければ誰かに相談すれば良いという考えなので、先輩はもちろん、自分の後輩にも相談して、吸収できることは何でも吸収してお店に反映させています。

小林:上京当初、公園で寝ていた辛さも経験してますしね・・・

和馬:そうですね(笑)。いっぱい失敗するしいっぱい苦労するのは、今までの経験でも分かっていました。成功と呼べるまでは何年もかかることも覚悟していました。今は、大変だけど着実に成長を実感してます。

「俺には無理だ」って自分で決めつけて逃げちゃう人も多いですが、それって最高にカッコ悪いことだと思います。要は、成功するまで諦めない「覚悟」なんです。

ホスト業界の今、そして未来

小林:ホスト業界に10年以上携わってきて、ホスト業界はどう変わってきましたか?

和馬:僕が入店した頃に比べて店舗も増えたし競争も激しくなってきましたね。1店舗当たりの在籍人数は減っていますが、それでも強い店舗は残っているし、お店ごとの特徴が強く出てきている気がします。

小林:今後はどうでしょう?

和馬:そうですね、お客さんのニーズがさらに分かれていき「低料金で飲めるお店」や「高級志向のお店」など、さらに各店舗のカラーが強く表れていくと思います。服装もカジュアルになり、個性的なホストも増えていくのではないでしょうか?

小林:確かに、昔では考えられないようなファッションに進化していますよね。和馬さんはTRUMPを今後どのように発展させていきたいですか?

和馬:時代は変わっても、僕の原点である「お客様に喜んでもらう」という考えは、いつになっても変わりません。ホスト業界も、どんどんクリーンになっていますし、今では、学生さんなんかも気軽に働けるような仕事に変わってきました。僕は、この業界が大好きなので、この業界をもっと世間に知ってもらいたいです。まだ、偏見が多い職業ですが、世間に認めてもらい、働く従業員が胸を張って「TRUMPの従業員だ」と言えるような環境、企業をつくっていきたいと思っています。

小林:今日は貴重なお話をありがとうございました。最後にこれを読んでいる方に一言お願いします!

和馬:こちらこそ!ありがとうございます。僕は、下積み時代も1年半経験していますので、未経験者の方の悩みも共感できます。そして、売上が0円の方、100万円の方、1000万円の方、それ以上を目指したい方、住む場所がない方も・・笑

すべてを経験してきた僕だからこそ伝えられることがあると思います。これから、ホストをはじめたい未経験の方も、伸び悩んでる経験者の方も、僕が10年間学んできたことをすべて教えることができます。是非、お気軽にお問い合わせください!最後までありがとうございました。