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ACQUA GROUP新店オープン!代表Ko-kiインタビュー

ACQUA GROUPの完全新規店として2018年3月にグランドオープンを迎えた「No9」。ACQUA GROUPの7店舗目としてオープンしたNo9をプロデュースするのは代表の「Ko-ki」さん。2018年2月にACQUA GROUPへ入店したばかりのKo-kiさんがACQUA GROUPを舞台にどのようなお店をつくり上げたのか独占インタビューをお届け!

代表取締役 Ko-ki(コ―キ)

2009年に結成されたヴィジュアル系ロックバンド「ViViD(ヴィヴィッド)」の元メンバーでドラム担当。結成からわずか3年、21歳という若さで日本武道館でのライブを行う。バンド解散後は歌舞伎町某有名グループ店のプロデューサーとしてホストクラブをオープン。自身の音楽活動経験を生かし、音楽とホストを融合させた業界初のコンセプトで話題のお店に。ライブ活動をしながら高収入を得ることができる、バンドマンのためのホストクラブをつくりあげる。2017年に退店。現在はACQUA GROUPに入店し新店「No9」の代表として従事している。

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ACQUA GROUPで0からの挑戦

— Ko-kiさんがACQUA GROUPへ入店されたキッカケを教えてください。

Ko-ki:僕は元々歌舞伎町の某グループ店に在籍していました。そのグループ店を2017年で退店し一人で海外に行っていたんです。海外で過ごす一人の時間がとにかく好きで、既に20~30ヵ国は旅してると思います。ACQUA GROUPに入る前にも3ヶ月くらいヨーロッパの方に行っていて、帰国後たまたまACQUA GROUPの渡邊会長と会う機会があり今回の新店オープンの話をいただいたんです。本当にタイミングというか巡り合わせでしたね。

— この話があるまではホストクラブで働こうとは思っていなかったんですか?

Ko-ki:自分の中では特に決まっていなかったですね。退職後の身の振り方を考える意味合いもあっての海外ひとり旅でしたので。ホスト業界に戻るとしてもプレイヤーとして入店するつもりは一切なかった。やるなら経営側に携わりたいと思っていたし、今回の話をいただき「もう一度0から自分のお店をつくりあげたい」って思ったんです。

— 確か2018年の1月に帰国されて2月にはプレオープンされてましたよね?

Ko-ki:そうですね。従業員もいませんでしたけど、既に2月中にオープンさせる方向で決まっていたので何もかもが急ピッチ。結局プレオープンの時の従業員は4人くらいだったかな?(笑)それでも延期はせずにオープンさせましたね。

— 4人でプレオープンはなかなか思い切りましたね

Ko-ki:「やる」と決めて突き進めば意外と結果はついてくるなって思いましたね。ACQUA GROUP自体、本当に短期間で急成長したグループですし、様々な面でグループの協力を得ながらここまで来ました。プレオープンから約1ヶ月で従業員も20名近くになりましたしようやく形になってきた感じです。これから5月には従業員を30名まで増やし今年中には2部拡大も視野に入れています。

ホストクラブの概念を覆すお店がつくりたかった

— No9さんのコンセプトを教えてください

Ko-ki:僕自身、歌舞伎町でお店をプロデュースした経験もありますし、様々な方とお付き合いさせていただいてきました。全ての経験を踏まえてまったく新しいお店を目指しました。内装、給与体系、出勤形態などすべてにおいて従業員が働きやすくて満足できる環境をつくりたかったんです。

— 従業員が働きやすい環境にするとお店側の利益は減るんじゃないですか?

Ko-ki:確かにそうかもしれませんが人材を大切にしていきたいので。渡邊会長もそうですけど、結局は先行投資なんですよね。歌舞伎町でもトップクラスの好立地ですし内装から外装まですべてを一新しました。それだけの環境をつくるのには資金もかかりますけど、それで従業員のモチベーションが上がりお店が発展するならそれが一番の理想ですから。

— 内装や外装はご自身でデザインされたんですか?

Ko-ki:僕と従業員のTSUBASAの2人である程度考えました。No9は区役所通り沿いの路面店なので歌舞伎町の人間であればほとんどの人がNo9の外観を見たことあると思います。これだけ目につく場所なのでとにかくお洒落で目立つ外観にしたかったんです。

— 確かにこの外観は目立ちます。ホストクラブっぽくない外観ですよね

Ko-ki:オシャレさ重視で逆にホストクラブらしさを出したくなかったんです。この外観にしてからは観光の外国人がクラブと間違えてよく入ってきます(笑)

— なるほど!確かに外観やエントランスはクラブっぽい雰囲気かもしれませんね

Ko-ki:間違えて入ってきた外国人には英語で対応しなくちゃいけないので、こんなところで海外経験が生かされるとは思いませんでした(笑)逆に「ホストクラブっぽくないホストクラブ」という点では成功だった証ですね。とにかく、客商売をするうえでこの外観や立地はメリットしかありません。「場所が悪いから売れない」とか「店が汚いからお客さんを呼べない」といういい訳はしてほしくない。売れる為にどうしたらいいか?を常に考えられる最高の環境が用意できたと思います。

尊敬する人物

— Ko-kiさんが尊敬されている方はいますか?

Ko-ki:有名どころで言うと「堀江貴文」さん。実際にお会いしたこともありますけど裏表なくズバズバと意見を言うあたりが気持ちいい。2人目はACQUA GROUP入店のキッカケをくれた渡邊会長ですね。基本的に「NO」を言わないんですよ。この環境をいただけた会長には感謝していますし、この人の為に頑張ろうって本気で思える方です。あと、最近になって尊敬するのは両親ですかね。

— 確かに歳を重ねると親の偉大さって身に沁みますよね・・・Ko-kiさんがどんな環境で育ったのですか?

Ko-ki:うーん、昔は母親のこととかメッチャ嫌いでしたね。借金の肩代わりしちゃうような母親でメッチャ貧乏な家庭で育ったんですよ。なんていうかすぐに他人を信用しちゃう。その結果、騙されちゃう。かわいそうを通り越して「この人バカなの?」って思ってましたもん。

Ko-ki:父親も仕事人間でほとんんど家にいなかったし・・・そんな両親に育てられたから、僕はお金に対する執着が凄かった。ずっと働いている父親に対しては、そんなに働かなくても効率よく稼げる方法はいくらでもあると思ってました。母親に対してもいい人であるが故の失敗を見ていたので、僕自身いい人になりたくなかった。弱いところを見せたり人前で涙を流すこともできなかった。当時の僕は親の反面教師で形成されている...そんな人間でしたから。

— そんなKo-kiさんがなぜ今になって両親を尊敬されるようになったのですか?

Ko-ki:ホストクラブを運営って自分ひとりの力や努力ではどうにもならないんですよ。どれだけ頭を使って効率の良い仕事をしても結局、最後は熱意の部分なんだって気づいたんです。頭で考えることも大切ですけど、僕が仕事で背中を見せるような立場にならなくちゃいけない。両親がガムシャラになって働いてくれたこと、変わらない愛情を注いでくれたことって凄いことだし、自分を犠牲にして育ててくれたことってありがたいなって思うんです。親父なんて今でも無遅刻無欠席で月に28日働いてるらしいですから(笑)いつか恩返ししたいですね。

「ViViD」解散。そしてホストへ

— Ko-kiさんと言えば「ViViD」のドラムとして活動されていましたが、21歳で武道館デビューって相当早いですよね

Ko-ki:武道館ライブって音楽活動をしている人間であれば夢のような場所ですけど、当時21歳だった僕は正直かなり調子に乗っていましたね。20代前半で武道館ライブを行うバンドなんてまずなかったですから。

— 20代前半じゃそうなりますよね。ViViDのメンバーってどういう繋がりで結成されたバンドなんですか?

Ko-ki:僕が高校生の頃に結成したバンドなんですけど、とにかく当時はライブハウスへ通って歌がうまい人、演奏がうまい人、顔がカッコ良い人に声をかけて引き抜いたんです。別々のジャンルのトップを集めたバンドだったので、個性も強かったんですけど、それが面白いバンドになっちゃったわけです。

— それだけ個性が強い人間が集まって短期間でよく武道館ライブまでいきましたね・・・

Ko-ki:ヴィジュアル系ブームの波に乗ったのもありますが、誰が見てもプロとして通用する人間だけが集まったバンドだったので売れる可能性しかないわけですよ。ジャンルも異なる人間が集まったので、曲の中にラップを取り入れたりヴィジュアル系バンドでは珍しい私服寄りの服装でライブを行ったり、と業界としてはいろんな面で新しい風を吹かせたバンドだったと思います。個性はそれぞれですが服装などの「色を合わせる」などのルールはありましたね。

— そんな絶頂期の「ViViD」がなぜ解散したんですか?

Ko-ki:簡単に言ってしまえば「方向性の違い」ですね。僕自身、感謝の気持ちをもてなかったことも原因の一つです。さっきも言いましたけど21歳で武道館デビューしているので完全に調子に乗っているわけですよ。色んな方に支えられて武道館ライブが行えたのに、その感謝を忘れてしまったんです。

— 武道館ライブをきっかけに「ViViD」に亀裂が生じてしまった訳ですね?

Ko-ki:そうですね...もっと大きな事務所に移りたい人間、独立したい人間、ビジュアル系で終わりたくない人間...武道館ライブの後くらいから、メンバーもやりたいことが変わっていきました。僕は独立したい派でしたが、個性が強い人間が集まった分、それぞれの道に対する思いも強すぎたのかもしれません。その後2015年でViViDを解散し歌舞伎町でホストクラブをオープンさせた流れですね。

ホスト業界に携わる最後のグループ

— 最後にオープンしたばかりのNo9さんですが今後の目標をお聞かせください

Ko-ki:僕の中ではこのACQUA GROUPがホスト業界に携わる最後のグループになると思っています。それだけ本気でこのお店に賭けているし働く従業員も輝かせてあげたい。ACQUA GROUPの中でも全く新しいコンセプトでお店をつくっているので是非No9を見に来てほしいです!これからのNo9に期待してください。