みなさんはじめまして! ホスナビスタッフの「青ヒゲ」と申します。20歳の頃だったかな?母親に「お金出してあげるから、そのヒゲ脱毛したら?」とガチで言われてたなー。そんな青ヒゲがお届けする、記念すべき第1弾は「暴走族」について。
「なんで、いきなり暴走族なんだよ!」って声が聞こえてきそうですけど、元暴走族のホストさんって意外と多いから、需要あるかなと。今ではめっきり見ることが少なくなった暴走族をテーマに、数回に分けてお届しちゃいます!
実は元暴走族なんです
この記事を書いている僕も実は元暴走族。今では暴走族を見る機会も少なくなったけど、地元の栃木県には多くの暴走族チームが存在していました。夜になるとどこからか聞こえてくる爆音。中学生の頃は実家の窓を開けてコールの音をよく聞いていました。
勉強は苦手だったけど、バイクの音を聞いて車種を当てるのは得意だった。その特技が社会に出て役立ったことは一度もない......「やっぱり勉強は大切だな!」と何度も痛感しました。
そんな僕が17歳の頃、警察の取り締まりが強化され暴走族人口は短期間で激減。他のチームの暴走族仲間も捕まりだしていた。
「次は自分の番か......」毎日ビクビク過ごしていた日々を昨日のことのように思い出す。周りの暴走族仲間が次々に逮捕されていくなか、僕は運よく逮捕されることはなかった。高校も無事に卒業できた。
逮捕された仲間曰く「あいつ(青ヒゲ)は運が良い」と警察が言っていたそうだ。神様、高卒の資格を与えてくれてありがとう!
あれから、約15年。今では地元の暴走族もほとんどなくなったらしい。ヤンキーのバイブル「チャンプロード」の休刊も、暴走族減少を象徴しているのであろう。
暴走族の独自の謎ルール
僕の地元の暴走族には良く分からない謎のルールがあった。
・バイクに乗るには地元暴走族の許可が必要
・他の暴走族の島を勝手にバイクで走ってはいけない
・怖いお方の家の近くでは静かにしないといけない
僕自身、暴走族に興味はあったけど実際に入るつもりなかった。理由はいたってシンプル。高校も卒業したいし親に怒られるのも嫌だった。恐い方との関係もあるだろうし、喧嘩もしたくない。
だから、バイクはノーマルで買って、暴走族に目を付けられないよう静かに走ろうと決めていた。そして、母親に頼み込んで購入したはじめてのバイクはKAWASAKIの『ゼファー400』。入門としては正解のバイクであろう。このバイクなら暴走族に目を付けられないだろうと確信していた。ノーマル仕様だしマフラーだって静かだ。
ある日、愛車で気持ちよく走っていると、後ろからヤンキー3人が原付で追いかけてきた。バックミラー越しに角刈り頭のヤンキーが近づいてくる。
どうやら怒っているようだ。もちろん、フルスロットルで逃げてやりましたよ! しかし、この一件で僕のゼファーは暴走族に指名手配されてしまったようだ。それから暴走族入会まではそう長くはなかった。16歳の思い出である。
ホスト業界には元暴走族が多い?
普段、歌舞伎町を中心に活動している僕ですが、結構な確率で元暴走族のホストに遭遇する。特に30代のホストは元暴走族だった人が多い。
「ザ・男社会」の業界で、元暴走族の人は意外とすぐに馴染めちゃったりするらしい。「ヤンチャやってた奴の方が、根性あってすぐ売れる」なんて言っている内勤さんもいた。その内勤さんが運営するホストクラブの求人広告には「元ヤン積極採用中!!」と書かれていたのが懐かしい。
・過去は一切関係なし
・結果が全て
・チャンスは平等
この業界では「学歴」とか「逮捕歴」とかは一切関係ない。「歌舞伎町ドリーム」を掴むべく、全国のヤンチャ達が歌舞伎町に集まってきたのだろう。
平成も終わりに近づいた今、ヤンチャな男たちはめっきり減ったと感じる。最近では、大学生や元スポーツマンなど、様々なジャンルの人間がホストになりたいと面接にやってくる時代だ。それだけ、ホスト業界が一般社会にも認知され、クリーンな業界に変わった証なのであろう。
今回はここまで。第2弾では晴れて?暴走族に入会した僕が乗ってきたバイクを紹介しようと思う。あの"ノーマルゼファー"が暴走族に入った後にどう変わっていくのか? 続きが気になる方は是非「いいね!」してくださーい!