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ホストクラブの昇格とは?ホストクラブの役職について徹底解説!

ホストクラブに通い始めると、キャストの昇格や役職について疑問に思うことがあるかもしれません。

「ホストクラブの昇格って何だろう?」「どうしてキャストに役職があるの?」など、気になるポイントを紹介します。

ホストの昇格とは

昇格とはホストクラブにおいてキャストが所属するお店で役職が上がることを指します。

ホストクラブには会社組織のように役職が存在し、キャストの売上や実績に応じて役職が変動します。役職により役割や責任が異なり、お店の中での発言力や権限が変わってきます。

ホストクラブの役職

ホストクラブの役職は一般的に以下のような順番になります。それぞれのポジションは、担当する業務や店内での権限に応じて異なります。

1. オーナー
2. 社長
3. 店長
4. 取締役(三役)
5. 総支配人・支配人
6. 部長
7. 主任
8. 副主任
9. 幹部補佐
10. マネージャー
11. ホスト長・リーダー

その人の役職名を見れば、お店での権限や担当業務、序列がわかるでしょう。

役職の役割

各役職の役割について紹介します。

ホストクラブの運営、経営に関わる役職

オーナー

ホストクラブの最高責任者であり、店舗の運営において最終的な決定権を有します。複数の店舗を経営する場合も多く、店舗にはあまり姿を現しません。

社長

通常、お店やグループ内に1人以上存在し、地域展開や他のブランド展開により数が増えることがあります。店舗のスタッフ配置や役職の決定など、お店の方向性を決定します。また、オーナーと兼務している場合もあり、オーナーに次ぐ重要なポジションです。

店長

店舗の現場責任者で、資金管理や給与の監査、内勤業務全般を担当しています。バックオフィスの効率的な運営をサポートし、グループによっては弁護士や税理士などと連絡を取りながら業務を遂行します。

取締役(三役)

プレーヤーが目指せる1番上の役職で、店舗展開などを考える上で時期代表候補にもなります。

マネージャー

マネージャーは、プレイヤーを引退しているか内勤スタッフがなれる役職です。内勤スタッフの最初の役職でもあります。

プレイヤーをまとめる現場サイドの役職

総支配人・支配人

三役以外では1番上の役職で発言権も強くなります。

主任

ナンバー上位に常時位置するようになると目指せる役職です。プレイヤー目線だけではなく、運営側の視点で行動をする必要があります。

副主任

主任の業務をサポートします。多くの店舗では「幹部」として扱われます。店舗運営に関わるというよりも、下位のキャストの指導役という位置づけです。役職手当が支給されたり、出勤時間に柔軟性が生まれたりします。

幹部補佐

幹部の候補生です。幹部は主任または副主任クラスの役職を指しています。場合によっては幹部補佐からお店やグループの会議に参加することが求められることもあります。

将来的に幹部に昇格する可能性を秘めた存在として、上司からの指示を実行し、新人の教育などを担当します。一方で、幹部補佐以上の役職には明確な売上基準が求められ、これを達成できない場合は降格の可能性もあります。

リーダー/ホスト長

多少売上もあり、昇格して最初につく役職です。比較的就任しやすい役職で店舗に複数人います。

昇格で得られる4つのメリット

昇格すればさまざまなメリットがあります。

1. 歩合率が上がる
2. 役職手当がもらえる
3. 就任イベントが開催できる
4. 掃除や雑用から解放される

以下では、各メリットについて紹介します。

1. 歩合率が上がる

役職につくと歩合率がアップします。最初は約40~60%からスタートし、役職がアップすることによって最大80%まで引き上げられることがあります。

さらに、運営や経営に関わるようになれば、店舗売上の一部を得ることもあります。

2. 役職手当がもらえる

ある程度の役職に就くと、キャストは役職手当がもらえます。役職手当は個人の売上に依存せず、一定の金額が支給される給与形態です。例えば、中~下位の役職では5,000円~50,000円程度といわれています。

3. イベントが開催できる

役職に就けば、個人イベントを企画・開催できるようになります。就任祭や昇格祭などは自身の給料に大きく反映され、キャストにとって特別なものとなります。また、バースデーイベントを開催できれば、1,000万円以上の収入を得ることも夢ではありません。

4. 掃除や雑用から解放される

役職に就けばトイレ掃除やコールの練習に参加しなくても問題ありません。早い時間の出勤や居残りも不要となり、お店や個人の売上を第一に考えて行動することができます。

昇格するための2つのポイント

昇格するには、お店によって条件は違いますが以下の2点が重要視されます。

1. 売上の大きさ
2. 信頼性

以下では、それぞれのポイントについて説明します。

1. 売上の大きさ

昇格において最も重要なのは売上額の大きさです。役職によって必要な売上額や指名本数は異なりますが、一定以上のノルマをクリアする必要があります。

幹部補佐を例にすると、3か月間100万円以上の売上が条件となっており、役職が上がればより高い金額が求められます。

2. 信頼性

信頼性の構築には、人間性や他のキャストを引っ張るリーダーシップが必要です。下位の役職であれば売上が中心となりますが、上位の役職を目指すにはお店や他キャストからの信頼も欠かせません。

会社でも同様ですがいざという時に信頼を求められます。信頼が高いキャストは、以下のような特徴が必要です。

・仕事に対する責任感が強い 
・カリスマ性がある
・場を盛り上げられる
・後輩キャストの面倒見がよい
・周囲をポジティブな思考にしてくれる
・他のキャストのヘルプが上手
・お店の売上が低迷する時でもお客様を引き込む力がある

役職が上位になればお店の顔となり、一挙一動がお店の評判につながります。このため、高い人間性が求められます。

ホストクラブの昇格に関わるQ&A

以下では、役職に関わる気になるポイントについても紹介します。

Q1. 役職とナンバーとの違いは?

ナンバーの中には役職がないキャストもいます。新人の間は役職がつかないため、役職がもらえるまである程度のキャリアが必要です。

Q2. 幹部補佐と幹部の違いは?

幹部補佐は幹部になる前の段階で、幹部の候補生として位置づけられます。したがって、幹部補佐は幹部をサポートする役割が求められます。

幹部に昇格すると、店内外のトラブルを解決する任務が増え、毎月の会議に出席する必要もでてくるでしょう。

Q3. 役職に降格はある?

幹部補佐以上の役職には明確な売上基準が設定されており、売上が達成できなければ降格する可能性があります。ホストクラブでは個人の売上が重要視され、常に実力が求められます。

まとめ

ホストクラブには、さまざまな役職があり、それぞれが異なる役割や責任を担っています。役職が高くなるにつれて給料も高くなり、キャストにとってはとてもやりがいを感じるものとなります。

あなたの担当が昇格した際には、お祝いすることでキャストとの信頼関係を一層深めることができ、特別な存在になれるでしょう。