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副業でホスト。有名企業人事担当者が、夜はホストクラブでダブルワーク

ホストといえば、ホストクラブ一本で働いているイメージがあるが、中には昼職とダブルワークをしている人もいる。

今回ご紹介するのは、そのダブルワーカーである歌舞伎町Circusの枢木 心(くるるぎ しん)さん。昼間に務めている会社にバレないのか心配すると、なんと彼自身が人事担当者だった!?

在籍店:Circus
名前:枢木 心(くるるぎ しん)
ホスト歴:6ヶ月
年齢:28歳

昼職は割と硬い業界の人事を担当

昼職はわりと硬い業界で、その硬い業界では大手といわれる企業です。そこで人事担当として、採用などを担当しています。主に事務仕事が中心で、人間関係も固定された環境です。

昼職とホストのタイムスケジュール

自宅は窓からスカイツリーが見える某所です。そこから昼の会社まで電車で1時間かけて通勤します。会社の始業が9時なので、朝8時には家を出る目安ですね。

会社が終わるのが18時。残業があると19時くらいまでズレこむこともあります。その場合、お店に連絡して、事前に遅れることを伝えます。こういった出勤時間位についても融通を利かせてくれるので、とても助かっています。

会社から歌舞伎町までは電車で40分ほど。出勤は19時ですね。そして終電で帰宅するのが基本のタイムスケジュールです。

正直、体がキツイ日もあるけど、ホストの仕事は楽しいです。遊びとは違うけど、楽しいからキツイのも乗り切れちゃいますよね。

興味があった接客業。安定に惰性を感じ30歳を前に勝負へ

もともと接客業に興味はあったんです。その接客業の中で最高峰にあるのがホストだとは思っていたんです。でも大学を卒業して就職となると、やはり安定性のある企業を選んでしまったんです。

それでも社会人として惰性を感じながら働いていて「安定」って、文字通り、安く、定まっているってことだと感じるようになったんですね。

そこで30歳を前に、一発、勝負してみよう、と。いろいろな人との出会いやコミュニケーションの機会もあって、自分の力も磨けるんじゃないかと思って。

お店探しの条件は2つ。アットホームで非体育会系であること

自分の中でお店選びに2つの条件があって、こじんまりとしたアットホームなお店であること。体育会系ではないこと。特に体育会系の厳しい店だと、昼間の時間はホストとしての営業などに時間がさけないので、どうしても成績は不利になりますから、やっていけないだろうなぁと。

そんな考えを基本に、ネットに公開されているホストの動画を見て、お店選びをしました。そこで、希望に当てはまったのが在籍しているCircusでした。

実際にCircusでホストをはじめてからの感想は?

思っていた以上に、お客様に接するチャンスをもらえるんだなってことです。新規のお客様が入れば、一通り、全員が横につけてもらえるんです。もっと人気のある人しかつけてもらえないと思っていました。きっと大型店ならこうはいかないんでしょうね。

とはいえ、お客様から指名をいただくのは大変です。毎日、告白して、ふられてを繰り返してるようなものですから。LINEとかブロックされると、結構、落ち込みます。それでも、頑張れば頑張った分だけ、稼げる仕事ですから、そこは前向きに取り組めます。

ホストとしてのこの先のビジョンは?

まずは1年間、本気でやりきってみようと思っています。ちょうどバースデーイベントを開催するころなんです。

そこで、一旦、状況を見つめ直そうと思っています。自分はやりきれているのか、無理をし過ぎていないか。そこでダブルワークを続けるのか、ホスト1本に絞るのか、昼職1本に絞るのか、考えたいと思っています。

ダブルワークでホストを目指そうという人にメッセージを

すぐ辞めるような気がしていたら、やらない方がいいです。やると決めたら、思い切って飛び込んだ方がいいです。そしてその世界を上辺だけでなく、一通り理解できるまで働き続けた方が、自分の身につくものがあると思います。