――お名前をお伺いしてよろしいですか?
波風美奈斗(なみかぜみなと)です。
――美奈斗さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
――以前はどんな仕事をされていたのでしょうか?
建築業で総合建築みたいな。
――総合建築?
とびだったり、舗装工事とか。
――現場系?
はい、現場系全部やってました。
――力仕事的な?
はい、もう力仕事ですね。
力仕事でしたら任せてくださいみたいな。
――長いことやっていたんですか?
出身が山形なんですけど、山形で1年ぐらい土木をやって、東京に出てきて1年半ぐらいですかね。
――じゃあトータル3年弱?
ですね。トビだったりなんだったり。
――そこからホストへ?きっかけは?
キッカケはですね、トビやってたんですけど前々から高いところがダメだったんですよ(笑)
力仕事は大丈夫だったんですけれども。
――トビ職なのに(笑)
致命的ですよね本当もう。。
3年間やったんですけれども。。高いところが(笑)高所恐怖症。
――それで辞めようという事に?
丁度良いぐらいに僕がトビやっていて、色んな現場行って、どんどんすごい高いところとか上っていくようになって。
そんな時に自分の誕生日があって。
その時になんかパッと思いついたんですよ、同級生がホストやってるって聞いてたんで。
それで、自分の誕生日の日に相談して。まあウチの店長なんですけど。
――店長さんが同級生だったんですか!?
そうなんですよ。それで飲みに行ったんですよ。この店じゃないんですけど当時の店に。
その場で、一緒にやらないかみたいに誘われて。
――それで誘われてホストになったと。
最初思ってたのは、やっぱりやるからにはビッグになろうかと。
――ホストに対する悪いイメージとかは?
それは元々なかったですね。
その誕生日の時に一緒に飲んでて、1時間ぐらいで僕がベロベロに酔っ払いまして。
それで勢いで、『店に入る!』って言っちゃって(笑)
まあ言っちゃった手前入らなきゃいけないなど。
――勢い?
ノリと勢いで(笑)
入っちゃったみたいな。
――実際ホストやってみてどうですか?
やっぱ違いますね。
今まで見てきた光景と全然違うところがあります。
――例えば?
今までは週に1回ぐらいの飲みも、毎日飲めますし。
同じ年ぐらいの人たちがいっぱいいるんで働きやすい。
――逆に言うと昼間働いていた頃は年配の人が多かった?
年配の方もいらっしゃって。
なんかわいわい騒ぐことも出来ないし、みたいな。
――今は同年代でわぁっと。
そうですね。遊び感覚じゃないですけど・
トビの仕事だったら嫌々やってるというか、『仕事!』って感じで嫌な面もあったんですけど。
でもホストは嫌な面が無いというか、とにかく楽しさしか無いっ!
――すごいっすね!辛いこととか無い?
うーん。やっぱり飲む仕事なんで、飲み過ぎた次の日は大変ですね。
――前職の経験で何かホストに生かせたりとかは?
トビの時に資格マニアというか、30個ぐらい持ってたんですよ。
移動式クレーンとか車両系がいっぱいあるんですけど、それが全部ホストになって資格の意味がなくなりました(笑)
――ああ。。。逆に言えばホストに資格は要らないと。
何も要らないです。ホストになる上で。本当に親から貰ったものがあれば。
――クレーンは役に立たない(笑)
クレーンはね、本当に夜のクレーンしか役に立たない(笑)
――夜のクレーンは必要ですね(笑)その免許は?
その免許はないっす。でもみんなは本当に最初っから免許もってますもん(笑)
――ありがとうございます。最後に、ホストになって得られたことなどがあれば教えてください。
昼職でどんだけがんばって夜勤や寝ないで仕事しても稼げないけど、お金は夜の仕事だと、うまく行けば1日で稼げちゃいますし。
ホストの仕事はやってみないとわかんないんですけどね。
――ホストやってみてダメ、って方もいるんでしょうね。
やっぱ先輩達が本当にプロデュースしてくれるんで、良い方向に持って行きますよ。
なんで、全然合わないとか無いんじゃないかな?
――誰でも面接に来いと?
はい!待ってます!!