『はじめまして。35歳でも、歌舞伎町で働けるところってありますか?』
ホスナビ求人が行っているLINE相談では、ホスト求人に関する様々な相談が連日寄せられる。そんな中でも年齢に対して負い目を感じている人は多く、自分の年令で働けるお店はあるのかという相談も多い。
求人情報に100%本当の事が書いてあるわけではないというホスト業界で、本当は何歳までがホストとして働けるのだろうか?ホスナビ求人の荒木に聞いた。
30歳以上は店選びが重要
お店によってホストの採用年齢が異なる
「勢いのある20代前半を欲しがるお店もあれば、世の中をちょっとわかりはじめた25歳前後を欲しがるお店もある。お店によって採用年齢のストライクゾーンは異なるが、20代であればだいたいどの店でも年齢を理由に断られることはありません」
荒木はこう話す。逆に言うと30歳以上の人がホストで働きたい場合にはどうしたらいいのだろうか?
「ホスナビ求人などのホスト求人サイトでは、店舗の求人情報に応募資格という項目が用意されている。例えば18歳~29歳、20歳~など。30歳以上の方が狙うべきなのは、明確に20歳~35歳などと上限が記載してあるお店です。35歳までと記載があるお店であれば本当に35歳までは面接に応じてくれます。20歳~などと上限年齢を記載していないお店は、30歳以上でも歓迎という意味ではなく、年齢が高い人の応募をそもそも考慮に入れていないお店です。」
36歳以上は採用がぐっと難しくなる
今回のケースは35歳ということで根気よく探して、年齢上限が35歳までと記載してあるお店へ面接に行くことで十分に採用される可能性はあるということだった。一方で、何歳以上であればホストとして働くことを諦めた方がいいのだろうか。
「先ほど言ったようにお店によって採用のターゲットが異なりますので、一律に何歳以上はだめという事は言えません。しかし、体感としては29歳までは全体の90%のお店がセーフ、30-35歳までは全体の20%がセーフ、36歳-40歳は全体の3%がセーフ、それ以上は新宿でも1-2件以外難しいかと思います。また、あくまで面接がOKかOUTかという話なので、年齢面でハンデを持つ分だけ清潔感や場を回すトーク力、若いホストには無い思いやりなど、自らを鍛えて怠らないという気持ちで面接に望む事が必要かと思います。」
「20代であれば10人面接して8-9人は採用されるホスト業界ですが、30歳を超えるとお店側も、本気で働く気があるのか見極めて採用判断をするケースが多いですね。30歳以上を店が避けたがる理由は見た目というよりも、年下の代表と年下の先輩の言うことを素直に受け入れることが出来ず、ネガティブマインドから抜け出せないという方が多いんです。ノリが悪く出来ない言い訳ばかりする30超えホストなんて、お店に居るだけでマイナスですので。本気で自分を変える気合があるのであれば採用されると思います。」
荒木はこのようにアドバイスしていた。
ほとんどのお店は29歳まではセーフ、30代前半は本気で自分を変える意欲を持っているならば働けるお店はある、35歳以上は一部のお店を覗いてかなり厳しいという事だ。共通して言えるのは本気で自分を変えようという気持ちで望まないと、ホストとして大勢することは無いという事。面接前に自問自答して気合を入れてから応募すると、30代未経験でも道が開けるか。