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沖縄から歌舞伎町へ SQUARE 初音麗月さん 上京物語

歌舞伎町には一攫千金を夢みてカバンひとつで上京してくる人も多くいます。実際、東京で働くほとんどのホストは地方出身者。上京後に成功するホストもいれば、夢が叶わず地元に戻るホストもいます。沖縄から上京し何度も挫折を経験しながら、ようやくホストとして安定した生活を手に入れた歌舞伎町SQUAREの「初音 麗月(ハツネ ルル)」さんの上京物語を紹介。

今だから話せる上京当時のエピソードの数々。上京してホストを目指す人は必見のインタビューです。

留年2回で高校に5年。成人式は制服だった

— 今日はよろしくお願いします。麗月さんは沖縄出身とのことですが、沖縄にいた頃はどんな生活していたのですか?

初音麗月:沖縄にいた頃はだらしない人間でしたね……。高校に5年間も通っていましたし。

— 5年間ということは留年されたんですか?

初音麗月:そうですね。出席日数が足りなかったり、赤点取りまくったりで2回の留年を……。 高校を卒業したのは20歳のときです(笑)

高校生の麗月さん(右上)。今とはずいぶん雰囲気が違います

— 2回も留年すると退学してしまう人もいると思いますが

初音麗月:高校くらいは卒業しておこうというと思っていたので、退学は考えなかったです。ちなみに成人式のときは高校生だったので僕だけ学生服で出席しました。今では良い思い出ですね!

ホストデビューは沖縄。新人No1も獲得

— ホストになったキッカケを教えてください

初音麗月:ホストデビューは地元の沖縄です。先輩の誘いで入店したんですけど、箱も大きくて地元客から観光客までさまざまな層のお客さんが来店していました。意外に思われるかもしれませんが、沖縄にも何件かのホストクラブがあって、大手のグループ店も進出しているエリアなんです。

— 沖縄のホストクラブでは売れていたのですか?

初音麗月:入店して3ヶ月で新人No1を獲得したので、意外と早く芽が出た方だと思います。ただ、ホストという仕事に対して魅力は感じていましたけど、ホストで食べていこうとは思っていなかったし軽い気持ちで働いてましたね。

ホストデビュー当時の写真

憧れの東京へ。最初の挫折を味わう

— 東京への上京を決意した理由をお聞かせください

初音麗月:簡単に言ってしまえば都会への憧れですよね。テレビでしか見たことのない世界でしたけど、東京で働いてみたいなと。

— 最初からホストになろうと決めて上京したのですか?

初音麗月:いえ、アパレル関係の仕事がやりたかったので、東京で最初に面接を受けたのは渋谷にある「109メンズ」でした。自分の好きなファッションでお洒落に働きたいと思っていたんですよね。

109メンズの面接ではじめて東京に来たのですが、人も多いし見渡すとどこもビルだらけ。沖縄を出たことがなかったから衝撃的でした。

上京当時の麗月さん(左)

— 面接後は、沖縄に戻って結果待ちですか?

初音麗月:そうですね。待ちにまった採用結果はまさかの不採用……。面接のために東京へ行って結果が不採用でしたからショックでした。

その後、もう一度ホストとして挑戦しようと思い、どうせやるなら歌舞伎町で挑戦しようかなと思ったんです。沖縄でも短期間で結果がでたので案外うまくいくかなって。

歌舞伎町のホストクラブへ入店。が、お店選びに失敗

— 歌舞伎町で働くお店はどうやってみつけたのですか?

初音麗月:ネットでお店を探しました。正直、お店はどこでも良かったんですよね。なんとなく見つけたお店に応募して面接、すぐ入店しました。

— 上京当初は金銭的にも厳しかったんじゃないですか?

初音麗月:そうですね……かなり厳しかったです。歌舞伎町では売れないと生活が厳しいとは聞いていましたが、こんなにも厳しものかと(笑)。ギリギリ生命を保っているような食生活で、基本は袋ラーメンとモヤシで食いつないでいました。

— 歌舞伎町でのホストデビューはうまくいきましたか?

初音麗月:う~ん、ぶっちゃけお店選びを失敗しましたね。めちゃくちゃ体育会系のお店で、先輩からの暴力があったりとにかく怖かった思い出しかありません。案の定、2ケ月も経たずに退店し沖縄へ逆戻り……。歌舞伎町に対しては怖いイメージしか残りませんでした。

職を転々しながらも東京で成功する夢は消えず……

— 沖縄に戻ってからはどのような生活をしていたのですか?

初音麗月:沖縄に戻って就いた仕事はお土産屋さんです。沖縄観光で有名な「国際通り」にあるお土産屋さんでした。

ただ、沖縄で生活していても心の片隅には「都会で成功したい」という気持ちがありました。でも、やっぱり歌舞伎町怖いなって……。その後、東京を避けて大阪や福岡でパチンコ屋さんで働いたりと職を転々としていました。

— 東京に対する恐怖心がかなり強かったのですね

初音麗月:そうですね。ただ、自分自身の甘さもあったと思うし、このまま逃げるような人生ではダメだって思いはじめた時期でもありました。

— そこから再び東京へ?

初音麗月:はい!もう一度歌舞伎町で挑戦しようと決心し、親族や親しい友人には「成功するまで帰らない」と宣言して再び上京したんです。周りに宣言することですぐに帰って来れないよう自分を追い込みました。正直”あの歌舞伎町”に戻るのは怖かったけど、絶対成功してやるって気持ちの方が強かったです。

2度目の歌舞伎町で最高の環境と出会う

— 再上京で入店したお店が今働いているSQUAREさんだったのですか?

初音麗月:そうです。前回の上京と同じようにネットでお店を探しました。お店の雰囲気が良さそうだなと思い応募しました。前回のお店が最悪だったので「同じ歌舞伎町のお店でもここまで違うのか!」って感じでした。キャスト同士の仲も良いし、先輩の面倒見も良かった。お客様にも恵まれてこのお店で全力で頑張りたいと思える、最高の環境です。

— 2度目の歌舞伎町でようやく自分にあった環境がみつかったのですね!

初音麗月:やっぱり歌舞伎町ってこれだけ店舗数があると自分にあったお店をみつけるのって大変だと思います。特に僕みたいに遠方からの上京になると、東京に来るだけでかなりの費用が掛かりますし、気軽に面接に来れないですから。

これから歌舞伎町で働こうと考えている人もお店選びは慎重に!そして自分にあったお店を根気強く探してほしい。僕自身、一度は諦めかけた歌舞伎町でのホスト生活でしたけど、今ではナンバーにも入れるようになり、ホストとして生活も安定してきました。

歌舞伎町で一緒に挑戦する仲間を募集

— 最後にこれから上京したいとお考えの方にメッセージを!

初音麗月:僕自身、何度も挫折を繰り返し職を転々とする日々を過ごしていましたが、今はホストという仕事に正面から向き合い全力で働いています。上京してホストとして働くことは、本当に勇気がいることだと思います。それでも、その決断をした人間しか成功を掴むことはできません。日本全国にホストクラブがありますが、どうせやるなら日本一の繁華街、歌舞伎町で一緒に挑戦しましょう!SQUAREでは従業員は募集しているので、気軽に問い合わせいただけたらうれしいです。