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【雛子の体験記】第21回 お客さんはなぜホストクラブに通うのか?

こんにちは雛子です。今回から「お客さんはなぜホストクラブに通うのか?」というテーマを、三回に分けて書いていきます。自身の体験と、現在「ガッチリ」通っている人たちの意見をベースに、その理由を掘り下げてみたいと思います。

「お酒を飲むこと」がホストクラブに通う動機ではない

高いお金を払うことを承知の上で、なぜお客さんたちはホストクラブに通い続けるのでしょう?お酒を飲むために行くのでしょうか?これに関してはある部分で然りで、ある部分では否だと思います。

好みのお酒が飲みたいのなら、酒屋さんやコンビニでお酒を買って家でゆっくりと飲む方が手軽です。もしくは気の置けない知人と居酒屋で飲む方が、安上がりで気楽なことでしょう。

「でしょう」と推測する文章になっているのは、私自身がホストクラブに行っても基本的にソフトドリンクしか飲まないからです。私のようにお酒を飲まない人もいることを考えると、ホストクラブは基本的にはお酒を飲む場でありながら、「お酒を飲むこと」はホストクラブに通う動機としては弱いと言えるでしょう。

「担当が好き」という理由だけでは続かない

結論をズバリ。お客さんが頻繁にお店に通う理由は、間違いなく気に入った担当と出会えたから。


最初にそのお店に足を運んだきっかけは様々かと思います。

「深い理由などなく行ってみた」
「特定のホストに会うことが元々の目的だった」
「そのお店に通っている人の枝(知り合いのお客さん)として行く機会あったから」


どの理由も偶然でしかありません。

しかし、特定のホストクラブに通うとなると、「担当が好き」という理由だけでは、なかなか続くものではありません。決して安くない金額を支払うのですから、そのお店自体の居心地もお客さんが通う理由の大切な要素となります。

気に入った担当とヘルプがいることが通い続ける理由

何回かお店を訪れているうちに、担当以外の従業員とも顔見知りになってきます。「接客のプロ」として働いている人たちですから、世間一般の人たちよりもコミュニケーションも上手く、お客さんにとってそのお店自体が居心地の良い場所になるのに時間はかかりません。

大好きな担当がいて、親しい友人のような従業員たちが楽しませてくれる。「毎日の生活が充実していて少しの不満もない」と思って暮らしている大人は、そう滅多にいないでしょう。そんな日々に「非日常」と知りつつ、束の間の息抜きや気晴らしができる場所がホストクラブの存在意義であり、その居心地の良さを求めて多くのお客さんが日々歌舞伎町に通って来るのだと思います。

気に入った担当と一緒に楽しめるヘルプがお店にいる、これがホストクラブに通い続ける大きな理由のひとつと言えます。

次回は、ホストクラブに通うことが日常的になっているお客さんの気持ちの変化について触れたいと思います。