- ――ホストになる前何かされていたんですか?
航 ホストになる前は専門学校に通ってました。
専門学校通いながらホストもやってたんですけど。
- ――バイトで?
航 はい。はじめはアルバイトとして始めた感じですね。
- ――バイトだったのにホストでやっていこう!となったキッカケは?
航 実際はじめたキッカケは、友達に無理やり連れてこられたんですよ。
体験入店に、一人で行くのが嫌だからっていう友達がいて。
わかったよ、付いて行ってあげるよ。って感じで。
そしたら気付いたら本入店って形になってました(笑)
まあ、やってみたらこういう仕事なんだなってのがわかってきて、2ヶ月目ぐらいで初めてナンバーに入ることができて。
それで、やってるうちにこっちの方が楽しくなって来ちゃって。
一応学校も卒業したんですよ。
ずっと2年間ぐらいはホストやりながら学生でした。
- ――学校はどんな?
航 美容の専門学校通ってました。
- ――美容の仕事よりも…
航 はい、ホストの仕事の方が魅力がありましたね。
- ――下ずみの苦労話は?
航 今は、すごいゆるいなって思うんですけど、昔はガッチガチの体育会系ノリの感じだったんで。
先輩は怖かったし、内勤さんも怖かったし。
まあ、毎日のように営業後怒られ…。もう朝までずっと説教されたりだったりとか…。
でもそういうのがあって、逆にそう言われると『もうそんな事言われるのが嫌だからやってやろう!』ってなりましたね。
- ――反骨心?
航 そう…ですね。そんな感じです。
- ――当時はどんな内容で怒られたりしてたんですか?
航 一番最初、仕事も何も右も左もわからない世界だったんで、何をして良いかもわからないし。
そんな状態ではじめたのが丁度4年ぐらい前だったんで、歌舞伎町が盛り上がってる時代の頃だったので、キャストが20-30人居て、競争率が高かったんですよ。
片っ端からダメ出しされてましたね(笑)
もう立っているだけで姿勢とか全部言われて。
- ――細かいっすね(笑)
航 もうガッツガツで。
こっちは学生だって言ってるのに『出勤しねーの?』みたいな(笑)
なんかもう…。
- ――容赦ない(笑)
航 はい(笑)どっちかって言うと、いっぱい採用して、あとはふるいに掛けちゃうみたいな。
- ――辛い経験ですね。
航 そうですね。あの頃は何回辞めようと思ったかわかんないぐらいです(笑)
- ――それでも続けてきた。
航 やっぱり、一番簡単に言ったらお金が稼げるっていうのが大きかったので。
- ――代表になるまでの期間は?
航 代表になったのが去年の9月なので、3年半ぐらいですかね。
- ――代表になって良かった事あります?
航 良かった事ですか。
代表になって良かった事…って言われると難しいですね(笑)
自分の中でのステップアップって意味ではやっぱり、ずっとただのプレイヤーでやってるよりはいろんな面が見えてくるので。
店全体の事を見なきゃいけないし、自分の視野が広がったって言う部分ではいい面だったのかもしれないです。
- ――後輩の教育とかも代表になってから?
航 そうですね、代表になってからの方が参加してますね。
接客一から見てあげたりだったりとか。
そういうのは、代表になってからですかね。
- ――代表になるために努力したこと
航 プレイヤーの時は、ただひたすら自分にやれることを、やれる範囲での精一杯を毎月毎月…。
どこか妥協しちゃうとあとはタダ落ちていくだけなんで。
わかり易く数字で出る世界なんで、やればやっただけ自分に返ってきますから。
- ――がむしゃらに。
航 はい、がむしゃらに。ひたすらできる限り常に全力100%で。
- ――今後の夢は?
航 まずは今のTRUSTってお店を良くして行こうと。
さっき(代表就任が)去年の9月って言ったじゃないですか。まだ半年も経ってなく成り立てなので、まずはお店を良くして、それからステップアップとしていろんなものを展開していけたら、と思っています。
- ――未経験者向けのサイトなんですが、これからホストをはじめたいとい読者に向けて一言メッセージを。
航 そうですね、さっきも言ったとおりホストって、苦労の方が多いし、辞めてしまう子もすごく沢山居ます。
その中で、それでも残ってる人っていうのはやっぱり一握りの中で夢をつかめる。
お金というわかりやすいものになって返ってくる仕事だと思いますし、やって損は絶対にないと自分は言い切れるんで。
いい経験になると思いますしちょっとでも興味があるんだったら、一度やってみるのはオススメはします。