こんにちは。最近何かとテレビ(バラエティ番組を中心)で話題になることの多いホストクラブですが、「ザ・ホストクラブ」な場面としてシャンパンコールやシャンパンタワーが使われることが多くあります。
みなさまはシャンパンコールやシャンパンタワーを実際に目にしたことはあるでしょうか?コールに関してはシャンパン以外にも飾りボトルでも行われることが多いです。いずれにしてもコールが行われる際は店内が盛り上がり、かつ一気に売り上げが上がることが多く、ギラギラとしたホストクラブ独特の魅力を感じる場面です。
シャンパンコールのはじまりは「ドンペリコール」
今やホストクラブでのコールは、どこのお店でもオリジナル風のコールが行われていると思いますが、コールの発祥は歌舞伎町のホストクラブと言われているようです。元々は「ドンペリコール」が始まりだったようですが、今では店舗毎にドンペリを含むスパークリングワインや他にも高価な「飾りボトル」と言われる装飾された陶器や豪華なブランデーのボトルもコールの対象とされています。
ホストクラブでは営業時間外に頻繁に「コールの練習」を行なっているようです。メインのマイクを持つホストがいかに気の利いたことを場面に応じ、臨機応変にアレンジしつつ言えるかがコールの成否の重要なポイントだと思います。もしくはメインとサブの役割のホストがリズミカルにコール全体をリードしていけるかも、同じく雰囲気を盛り上げるために大切です。
いかにハッキリとした発声で全員が統一感を出しながらコールを行えるかが、店舗の能力をはっきり表す場面といえるかと思います。
オールコールは最高潮にお姫様気分が味わえる
店の規模によってコールに参加するホストの人数が、注文したものの価格で変わってくるのでその辺りの違いも含めて楽しめるかと思います。高いものを注文する=コールに参加する人数が増えるという、当然といえば当然ですが、(基本的に)キャスト全員が一つのテーブルに集まって行うオールコールは、最高潮にお姫様気分が味わえるかと思います。
そしてコールの途中に「姫からの一言」を求められることもありますが、苦手な人は前もって担当に伝えておけば何も言わなくても大丈夫です。バースデーイベントでは「お誕生日おめでとうございます」など基本的に一言で十分です。コメント自体に慣れてくるとシャンパンコールをより楽しめるようになるかと思います。
コールが上達していく姿は感動すら伴う
お店やシャンパンコール、イベントなどにも慣れ緊張せずに遊べるようになってくると、段々とその都度のコールの出来不出来に気がつくようになります。シャンパンを入れてもらったキャストは勿論主役ではありますが、裏の主役と言っても過言ではないのがシャンパンコールのメインのマイクのキャストでしょう。
大概、コールを入れてもらえるようなホストはお店で売れている、ナンバー上位に入っているような人が多いでしょう。そして、マイクを担当するホストはキャリアもそこまでではない人が練習を重ねて、実際にプレッシャーの中でマイクを行うようになるのが一般的かと思います。
初めはかなりの緊張感が漂ったりカミカミだったりしながら、少しずつ上達し、滑らかにコールをリードできるようになり、さらにはコール中に不測の事態が起きても対応可能なお店に不可欠な存在となっていく過程は思いのほか、感動を伴うレベルだったりします。
特定のお店で何度もシャンパンを入れていると、コールが数種類あったとしても台詞も覚えてきますし、内輪ネタにもついて行けるようになってきます。そのように客側でありながら一体感を感じながら、自己顕示欲が満たされるのがコールをされる「姫」の存在かと思います。
コールよりさらに独特の進化を遂げ続けている「シャンパンタワー」について、次回以降に書いていこうと思います。
非日常を楽しみながら、安全かつ自分を大切に歌舞伎町で遊んでくださいね。質問や疑問などありましたらどうぞお寄せください。